住宅や別荘として見かけるようになってきたログハウスですが、その発祥や歴史をご存知ですか?
実はログハウスの歴史はとても古く、確認できる世界最古のログハウスは、
紀元前1,500年ごろのものになります。
今回はログハウスの発祥や歴史についてお話していきます。
ログハウスの発祥と歴史
ログハウスと聞くと北欧が思い浮かぶため、その発祥は北欧だと思われがちですが、
実は正式な発祥地は分かっていません。
世界最古のログハウスは、東南ヨーロッパにあるバルカン半島に紀元前1,500年頃に建てられたものがありますが、
ログハウスの遺構は世界各地に残っており、発祥地については諸説あります。
遺構(いこう)とは、残っている古い建物のことをいいます。
ではなぜ、ログハウスは北欧というイメージがついたのでしょうか?
それはログハウスが、森林が多く、寒さの厳しい北欧を中心に世界に広まったと考えられているためです。
さらに、主流になっているマシンカットログハウスをはじめに作ったのはフィンランドで、
ログハウスの生産量世界一もフィンランドになっています。
ログハウスの発展に北欧は欠かせないね
マシンカットログハウスとは、マシンでカットしたログ(丸太)を使用したログハウスのことです。
日本のログハウスの歴史
日本で最古のログハウスは、奈良県の東大寺にある正倉院宝庫です。
南東からみた正倉
引用︰正倉院 - 正倉院
正倉院宝庫の正確な創建年次の記載は残っていませんが、756年ごろに創建されたと考えられています。
奈良時代ごろだね
日本は現在、国土の66%(約2/3)が森林となっており、先進国ではフィンランドに次いで第2位の森林国です。
森林の多い日本でログハウスが広がるのは必然で、奈良時代から平安初期を始まりに徐々に広がりを見せ、
昭和8年に有名な上高地の帝国ホテルが建設され、近代のログハウスの歴史がうまれました。
まとめ
ログハウスには古い歴史があり、その始まりは3,500年以上前になります。
ログハウスは、その住み心地や耐震・耐火・耐久性から、現在需要が高まってきています。
今後もログハウスについて更新していきますのでぜひご覧ください。