近年需要の高まっているログハウス。
ログハウスとは、丸太を積み重ねた壁で構成される建物のことです。
丸太を積み重ねることなく、太い丸太をそのまま使った建物をログハウスとよぶ場合もあります。
木造建築の家を別荘っぽくした家でしょ
以前の私はそんな認識でしたが、 実は従来の木造建築とログハウスは構造が全く異なります。
そこで今回は、ログハウスの意味や構造について説明していきますね。
ログハウスの意味は?
ログハウスの「ログ」とは、丸太という意味で、
ログハウスとは、丸太を積み重ねた家という意味の和製英語です。
本国では ログキャビン や ログホーム というよ
ログハウスの構造
ログハウスの建築方法は、丸太組構法 というものになります。
引用:suumo
こちらの図からもわかるように、丸太組構造というのは、
横にした丸太を交互に積み立てて壁や柱を造っていく建て方 のことをいいます。
つまり、従来の木造建築である、木造軸組構造 や 2×4(ツーバイフォー)とは建築方法が異なります。
後程詳しく話すよ
ログ材が垂直に交わる部分には、ログ材同士がしっかりフィットするように、ノッチ という加工を施し安定させています。
木造軸組構法と2×4について
まず、木造軸組構法とは、日本古来の建築方法で、
柱を立て梁を渡して立てていく建築方法です。
引用:suumo
次に、2×4(ツーバイフォー)になりますが、
こちらは、2インチ×4インチで作ったパネルで壁や床を造る建築方法です。
引用:suumo
図で見ると違いが分かりやすいね
ログハウスは平屋しか建てられない?
上記を読み気づかれた方もいるかもしれませんが、木造軸組構法や2×4は2階建てが可能であることに対し、
ログハウスは構造上、平屋しか建てることができません。
では、よく見かける2階建てのログハウスはどのように造られているのでしょうか?
木造軸組構法や2×4との組み合わせで2階建てログハウスも可能に!
ログハウス、つまり丸太組構法では、2階建てを建てることはできませんが、
木造軸組構法や2×4といった異なる建築方法を組み合わせることで2階建てを実現することが可能になります。
我が家は2✕4を組み合わせてるよ
ログハウスだからできる開放的な空間
ログハウスは2階建てを作ることが苦手なだけではなく、細かい空間を作り出すことが苦手ともいわれています。
2×4などとの組み合わせれば、細かい空間も作れるよ
しかしその一方で、ログハウスは開放的な空間を作り出すことが得意で、
吹き抜けや広いリビングなど、家の中に非日常を演出することが可能です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、
- ログハウスの意味
- ログハウスの基本構造
- 従来の木造建築との違い
などを中心にお話していきました。
ぜひ、ログハウスの世界も堪能していってね